目的
医師からの「特別指示書」に基づく訪問看護を安全かつ効果的に実施するための基本方針および手順を定めます。
1. 特別指示書受領の基本方針
- 原則として、主治医からの事前連絡(電話・FAX等)をもって依頼を受け付けます。
- 利用者の医療情報(診療情報提供書、サマリー等)もあわせてご提供いただきますようお願いします。
- 利用者との同意確認が取れていない場合は、訪問を見合わせることがあります。
2. 特指示受け入れの条件
- 利用者の状態・背景について必要な情報が提供されていること
(例:診断名、処置内容、緊急性、看護指示の具体性など) - 訪問の目的・期間・頻度が明確であること
- 初回訪問前に、医師または担当医療機関と連絡が取れる体制があること
3. 訪問実施後の対応
- 訪問後、48時間以内に初回訪問報告書を主治医へFAX送信します。
- 訪問中に医療的な判断が必要な場合は、主治医へ速やかに連絡します。
- 訪問期間中は、必要に応じて状態変化の経過を随時ご報告いたします。
4. 特別指示書の期間終了後の対応
- 指示期間終了の前に、医師に継続指示の有無を確認させていただきます。
- 継続がない場合、サービス終了に向けた準備と報告を実施いたします。
5. 受け入れをお断りする場合の例
- 緊急対応を要するが、医療情報が著しく不足している
- 医師との連携体制が不明確で安全に看護が提供できない
- 特指示の内容が当事業所の看護体制では対応困難である場合
6. その他
- 医師、関係機関との良好な連携を重視し、円滑な情報共有に努めます。
- 必要に応じて、個別ケースについて連携会議や電話での協議をお願いする場合があります。
ご不明な点、ご相談等ございましたら、お気軽に当ステーションまでご連絡ください。